【AD】広告を含みます。
今までにお城を観光したことはありますか?
その際に
- 天守以外の見所がイマイチ分からなかった。
- お城のことを事前にちゃんと調べてから行けばよかった。
などと感じた方はいらっしゃいませんか?
実は私も初めて大阪城へ訪れた時に同じような経験をしました。
こんなに素晴らしい建物が目の前にあるのだから
もっと楽しみ方や見どころを知っていたらよかったなぁと思いました。。
そんな方に向けて
【具体的に】どのような所に注目しながらいくとお城巡りをより楽しめるのか、
初心者の方でも分かりやすく解説していきます。
この記事を読むと
お城を観光するときに具体的に楽しむべき&見るべきポイント5つ
が分かりますのでぜひ最後までご覧ください。
私もまだまだ初心者です!一緒に学びましょう😊
【はじめに】事前の下調べがたいせつ!
お城を観光する際には
出来れば前もってそのお城のことを調べてから行くことをおすすめします。
その方が理解が深められ、実際に見た時の感動が増すからです。
事前に調べてみよう!
- お城の名前
- お城の所在地
- お城が建てられた時代(いつ建てられたかによってお城の特徴に違いがあります)
- お城を建てた人物(有名な武将が築城したお城も多くありますよ)
- 城主だった人(歴代城主は1人じゃないことが多いです)
初心者の方はこれだけ調べられれば十分です!
歴史好きの方はこちらも調べてみると面白いですよ!
歴史好きの方は
- お城が建てられた経緯
- 建造物は再建されたものか、現存のものか、天守は模擬天守か
- お城の特徴(山城か平城か、堀は空堀か水堀かなど)
さらに、上級者の方はこちらも要チェックです。
上級者の方は
- 敵の攻撃を防ぐ縄張の工夫
- 城下町を含めた総構という町づくり など
上級者向けはこちらの記事にまとめています!
-
【上級者さん向け・日本のお城巡りの楽しみ方】観光するときのポイント4つ!【お城の魅力】
【AD】広告を含みます。 こちらの記事では、お城巡りの楽しみ方を上級者さん向けに書かせていただきました! 少しマニアックな内容になるかもしれませんが、ポイントを4つに絞ってあげてみました。 この記事を ...
続きを見る
ポイント①天守(天守閣)
お城といえば「天守(天守閣)」ですよね!
天守とは、「戦国時代以降のお城に建てられた象徴的な建物」です。
天守の祖型は織田信長が建てた「安土城」であるといわれています。
天守の機能
ここで城主が寝泊まりしていたと思う方もいるかもしれませんが
実際にはほとんど使われておりません。
城主は本丸や二の丸、三の丸に建てられた御殿で政務や生活を行い
天守はおもに物置として利用されることが多かったようです。
なぜわざわざ立派な天守を築いたのかというと、天守は
- 軍事施設
- 要塞
としての機能を持っています。
城郭内で最も安全な場所とされ、戦時には武器修理の拠点として使用された例もあるそうです。
さらには
- 政治権力の象徴
とされ、城主の権威を誇示するためのものでもありました。
現存する12軒の天守(現存12天守)
明治維新後や太平洋戦争の時にお城はほとんど壊されてしまい
現存するお城はわずかに12軒しかありません。
それ以外の現在見られるお城は戦後に再建されたものになります。
現在も築城された当時のまま現存している天守は「現存12天守」といわれています。
現存12天守
- 弘前城 (青森県弘前市)
- 松本城 (長野県松本市)
- 丸岡城 (福井県坂井市)
- 犬山城 (愛知県犬山市)
- 彦根城 (滋賀県彦根市)
- 姫路城 (兵庫県姫路市)
- 松江城 (島根県松江市)
- 備中松山城 (岡山県高梁市)
- 丸亀城 (香川県丸亀市)
- 松山城 (愛媛県松山市)
- 宇和島城 (愛媛県宇和島市)
- 高知城 (高知県高知市)
建てられた当時のまま残っている大変貴重なお城です。
実際に間近で見てみたいですよね。
ポイント②櫓
櫓は、「城門とともにお城の防御を担う重要な建物」です。
起源は縄文時代から弥生時代の「物見櫓」にあると言われ
当時は武器庫としても使用されていたようです。
戦国時代に入ると「攻撃の陣地」や「防備の要」として発展していきます。
そのため、天守のないお城はありましたが櫓のないお城は存在しなかったようです。
櫓の主な役割は
「物見(敵の偵察)と高所からの弓や鉄砲による射撃」です。
そのため、城壁に近づいた敵に有効的に攻撃が撃てるように
石垣や土塁の隅のような高さがある場所に建てられました。
さらに、物見や射撃の拠点になるため
一階建ての平櫓ではなく二重櫓が基本になります。
大きいお城では三重櫓や
多聞櫓といわれる城壁の上に長く続く櫓が建てられることもありました。
ポイント③門
門は「お城の出入り口を守る最も重要な施設」です。
最前線の防御施設のため、
時代とともに単純な造りのものからより複雑で強固なもの変化していきました。
中世のお城では、初めは「木戸」と呼ばれる簡単なつくりでしたが
やがて上に小屋のような建物を載せた城門が登場してきます。
城門の構造は基本的にはどれもほとんど同じですが、
城門の種類は基本的な構造の上に載せるものによって変化します。
さまざまな種類がありますが、
門の種類
- 櫓門
- 薬医門
- 高麗門
- 埋門
- 棟門
- 冠木門
- 長屋門
- 塀重門
などがあります。
ポイント④石垣
石垣の歴史は古く、大和朝廷時代の古代山城にはすでに多用されていましたが
その後長らく使用されることはなく、お城は土造りが主流となっていました。
戦国時代末期になると西日本を中心に
土留めのためや、門などの主要部分にのみ「低石垣」が使用され始めますが
いずれも地方独自の技術で作られた石垣でした。
しかし「織田信長」「豊臣秀吉」により
従来からの技術を利用しつつ
5メートルを超える「高石垣」も可能な技術がお城に導入されるようになり
やがてそれが全国統一規格となり普及されるようになりました。
そして地方の石垣は自然淘汰されていきました。
ポイント⑤堀と土塁
堀
堀とは「敵の侵入を防ぐためにお城の周囲に掘られた溝のこと」をいいます。
水が張られている堀のことを「水堀」
水が張られていない堀のことを「空堀」といいます。
近世の「平地の城には水堀が多い」のですが
「山城の堀は空堀であることが多い」です。
中世の城は山頂部分に築かれるものが多く
尾根筋から敵が侵入しないように空堀が掘られました。
一方、大部分が平坦地に築かれた近郊城郭では
堀のほとんどは横堀になり
地域を区切る遮断線になりました。
防御力を高めるために
お城は堀によって2、3重に囲い込まれることになります。
横堀とは?
等高線にそって、曲輪を囲い込むように作られた堀のこと。
したがって平城では空堀は激減し
水堀が多数を占めましたが
平坦地という立地条件による湧水や排水処理の目的もあったそうです。
また堀幅が100メートルに及ぶ堀すら出現しました。
土塁
「堀を掘った土を城内側に積み、土塁として高さを出していた」ため
土づくりのお城では堀と土塁は切っても切れない関係性にありました。
また、土塁は土を盛るだけで簡単に作ることができるので
最も多用された防御施設でもありました。
お城巡りをしていてお堀を見つけたら
「お堀を作るときに掘った土はここへ土塁として積まれたのかな」といった感じで
堀と土塁はセットで見てみるとおもしろいかもしれません。
おわりに
解説は以上になります。
お城を観光するときに具体的に楽しむべき&見るべきポイント5つ
を理解できましたでしょうか。
初心者の方は
まずは
- 天守
- 櫓
- 門
- 石垣
- 堀・土塁
を中心に楽しんでみてください。
色々なお城を訪れるうちに
それぞれの違いも発見できるかもしれません。
日本には跡地も含めて2000軒以上のお城があるといわれています。
初心者の方は「日本100名城」「続100名城」に載っているお城から
攻城することをおすすめします!
一度で全て見るのは時間がかかることもありますので
ぜひ何度もお城に訪れて
違った角度から深く楽しんでみるのはいかかでしょうか?
これからもみなさんのお役に立てるような記事を書いていきます。
最後まで読んでくださりありがとうございました!!
-
【上級者さん向け・日本のお城巡りの楽しみ方】観光するときのポイント4つ!【お城の魅力】
【AD】広告を含みます。 こちらの記事では、お城巡りの楽しみ方を上級者さん向けに書かせていただきました! 少しマニアックな内容になるかもしれませんが、ポイントを4つに絞ってあげてみました。 この記事を ...
続きを見る