お城

【上級者さん向け・日本のお城巡りの楽しみ方】観光するときのポイント4つ!【お城の魅力】

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こちらの記事では、お城巡りの楽しみ方を上級者さん向けに書かせていただきました!

少しマニアックな内容になるかもしれませんが、ポイントを4つに絞ってあげてみました。

この記事を読むと

上級者さんに向けて
お城巡りの具体的に楽しむべき&見るべきポイント4つ

が分かりますのでぜひ最後までご覧ください。

お城ちゃん

お城巡りをたのしんでいきましょう!

初心者の方はこちらの記事もよんでみてください😊

【初心者さん向け・日本のお城巡りの楽しみ方】観光するときのポイント5つ!【お城の魅力】

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ポイント①虎口

虎口こぐち」とは簡単に言うと「お城の入り口」のことです。

お城の虎口は攻城戦の最前線になるため

お城の中でも最も防御構造を厚くする必要がありました。

そのため工夫を凝らした様々な形の虎口が出現しました。

平虎口

平虎口ひらこぐち」とは最も単純な構造で、場内に直進することができました。

しかしながらこれでは敵にいとも簡単に侵入されてしまいます。

喰違虎口

喰違虎口くいちがいこぐち」とは直進を防ぐために前面に土塁を設けたり、

内側と外側の土塁をずらして通路を折れ曲がらせる工夫がされた虎口のことです。

通路に折れ曲がりをつけた理由

  • 敵の侵入に対して直進を防ぐ
  • 一方向のみならず、多方向から側面攻撃を仕掛けるため

押し寄せる敵に対して2ヵ所以上から側面攻撃を仕掛けることを「横矢掛よこやがけ」といいます。

枡形

枡形ますがた」とは虎口を石垣や土塁で囲み、「四角い広場」としたもののことです。

より有効に横矢を仕掛けるための工夫によって生まれました。

外側に突出した枡形を「出枡形でますがた外枡形そとますがた)」

内側に設けたものを「内枡形うちますがた」といいます。

枡形の最終地点が「枡形門ますがたもん」で

外側と内側の2ヶ所に門を設置し

多聞櫓たもんやぐらや堀で囲い込み、内部に侵入してきた敵を3方向から攻撃できる仕組みになっています。

馬出

馬出うまだし」とは「虎口の前面に、防御・出撃の拠点となる場所を設けたもの」です。

堀と土塁で区画し、左右から出撃することも可能です。

半円形のものを「丸馬出まるうまだし

方形となるものを「角馬出かくうまだし」と呼びます。

武田氏は「丸馬出」、北条氏は「角馬出」を多用しました。

お城ちゃん

入り口の造りだけでもたくさんありますね!

ポイント②石落・狭間・忍返(武者返)

石落

石落いしおとし」は天守や櫓、門、塀などに設けられる設備で

「下に迫る敵を監視し、攻撃・撃退するもの」です。

天守や櫓、外壁や塀の一部から土台を張り出し、

その床面に開口部を設けて石や鉄砲で攻撃します。

狭間

小田原城の鉄砲狭間からのぞいた景色

狭間ざま」は天守や櫓、土塀の壁面に設けられた、

「矢や鉄砲を放つために開けられた穴」のことです。

弓矢用の縦長の「矢狭間やざま

円形や三角形、四角形をした「鉄砲狭間てっぽうざま」があります。

狭間は矢狭間と鉄砲狭間を交互に並べることが多いです。

それは鉄砲の弾を込める時の援護のためや

屋外で雨によって鉄砲が使えない場合に備えた配置になっているからです。

石落は、真下に向けられた狭間の一種と考えられています。

忍返(武者返)

忍返しのびがえし武者返むしゃがえし)」とは

天守や櫓、門などに設けられた「槍の穂先状の設備」のことです。

鋭い切っ先を下に向けることで、

城壁を登ってくる敵兵を阻止する目的があります。

石垣の上部を跳ね出したり、

天守や櫓の一階部分を石垣より外へ張り出させて

石垣を登らせないようにしたものもあります。

いずれの施設も、敵の場内への侵入を防ぐもので

単独ではなく組み合わせて」より防御を強くしていました。

このようにお城には、いたる所に侵入者を撃退する仕組みが散りばめられていました。

お城ちゃん

こういったお城の細部を見ていくと
おもしろいですよね😊

ポイント③縄張

縄張なわばり」とは「お城の設計」や「建築物の敷地の広さを決めること」をいいます。

英語でいうと「テリトリー」です。

縄張には種類がありますが

当時あったわけではなく、

後世江戸時代に軍学によって分類されたものになります。

既存のお城はおおまかに「4種類」に分類されますが

多くのお城は立地や河川・海・湖などの

近隣の地形の制約を受けるため

4つのパターンを巧みに組み合わせて

より堅固で利用しやすい縄張を作り上げていきました。

縄張の種類4つ

輪郭式
連郭式
梯郭式
渦郭式

この縄張はどういった形式に近いのかなぁと

考えながら縄張を探索していくのもおもしろいです。

ポイント④総構(城下町・町全体)

総構そうがまえ」とは「お城や砦の外角」または「その囲まれた内部」のことです。

特に【お城と「城下町一帯」を含めた外周を堀や土塁で囲い込んだ構造】のことをいいます。

近世にお城が単なる軍事拠点のみならず、

政治的統治拠点としての役割を持つようになると

城下町や家臣団の防備の目的で

従来のお城の機能的構造部分(内郭)から

さらにもう一重外側に防御線が敷かれるようになりました。

このことを「総構」といいます。

簡単に言うと
お城とその周辺の城下町を含めた全体の作り」のことです。

お城ちゃん

私は当時城下町で暮らしていた人に想いを馳せながら
現在の街並みを歩くのが楽しい😊

まとめ

解説は以上になります!

上級者さんに向けての
お城巡りの具体的に楽しむべき&見るべきポイント4つ

はご理解いただけたでしょうか?

上級者さんは

  • 虎口
  • 石落・狭間・忍返(武者返)
  • 縄張
  • 総構

を楽しんでみてください。

お城は奥が深く、日本が世界に誇れる大変貴重な建造物です。

お城のことを楽しく学んで大切に愛しんでいきましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました❤️

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